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映画『運び屋』レビュー!おじいちゃんは今日も元気にヤクを運ぶよ!!

はいどーも!さとるです。
今回は、ぼくの大好きなクリント・イーストウッド監督による映画『運び屋』のレビューです!

オカルト系の映画じゃねぇだろって?
待て待て。90歳のおじいちゃんが麻薬の運び屋をやる話だぞ?
しかも実話ベースなんだぞ?

これもう都市伝説級の話だろww

というワケで、オカルトブログなのに無理やりレビューすることにしました。

さとる
めっちゃおもろかったです
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最後の主演作になるかもしれない本作は、まさにイーストウッドの集大成なのだ

作品情報

『運び屋』

原題:”The Mule”
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー ほか
公開:2018年
上映時間:116分
オススメ度:★★★★★

あらすじ

▲荷物を運ぶだけでこんなに大金が・・・!
ヤバいと思いつつ、魔が差してしまうのも分かる気もします。
画像引用:IMDb / Wraner Bros.

家庭を顧みず、仕事一筋に生きて来た園芸家アール・ストーンは、いつしか家族との絆も失い、かつての栄光さえも失って経済的に困窮し、孤独に生きていた。

そんなある日、孫娘のパーティーにいた男から「ある仕事」を持ちかけられる。

その「仕事」とは、受け取った荷物を指定された場所まで持っていくというもの。
「そんなんめっちゃ簡単やん!おっしゃやったろ!」と快諾するアールだったが、こういう話はヤバいと相場が決まってるわけで・・・

かくして、アールは90歳にして麻薬の運び屋を始めるのでした。

さとる
そんなウマい話あるはずないんです

さとる的解説

▲運び屋をやるなら、怖い人ともお付き合いしなければなりません。
画像引用:IMDb / Warner Bros.

本作の主人公アールのモデルとなったのは、ミシガン州に実在した園芸家レオ・シャープという人物。

「高齢のおじいちゃんが麻薬を運ぶ」などと言う、ある種の都市伝説のようなこの物語は、ニューヨークタイムズ紙の”The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule”という記事にインスピレーションを得て作られました。

1990年代半ばにはデイリリー(ワスレグサ属の園芸品種)栽培で有名だったレオ・シャープは、デジタル化が進む時代の流れに適応できずに園芸を廃業。
その後、生活に困窮した彼は2009年から2011年までの間、80代という高齢にもかかわらずシナロア・カルテル(メキシコの麻薬犯罪組織)の運び屋をしており、1400ポンド(約635kg)以上もの麻薬を運んだとされています。

この元気なおじいちゃんを演じたのは、本作の監督も務め、老いてなお名作を連発し続けるクリント・イーストウッド。
2008年の監督作『グラン・トリノ』に主演して以降、「積極的に役を探すことはしない」と宣言していましたが、主人公の年齢に近い事から「俺がやらなきゃ誰がやる!」的なノリだったのでしょうか。

イーストウッドは公開当時88歳で、「さすがにおじいちゃんになったなぁ」と思うと同時に、高齢にも関わらずピンと伸びた背筋、そして衰えぬ目力に力強さも感じたのでありました。

だから、イーストウッドはカッコいいのです。

さとる
ファンとしては、1作でも多く作品を見たいものですね

良かったところ

犯罪映画であり、家族映画でもある

▲父と娘の確執も物語の重要な要素。
ちなみに、娘役(右)はイーストウッドの実の娘だったりします。
画像引用:IMDb / Warner Bros.

本作は「高齢者がヤクを運ぶ」という犯罪の物語であると同時に、失った家族との絆を取り戻す男の物語でもあります。

仕事に熱中するあまり、家族を疎かにしてしまったアール。
自分の人生を振り返った時、「家族を一番に考えるべきだった」と後悔しているシーンはぼくのような現在進行形で子育てをしている世代にも刺さります。

家族のことを思うがゆえに「バリバリ仕事をしなきゃ!」と考える人も多い昨今、家族と共に過ごす時間はお金では買えないということを肝に銘じねばなりません。

さとる
ぼくは家庭第一主義なので、仕事終わったらすぐ帰ってきます
よめ
もう少し稼いできてくれると嬉しいけどね

静かだけれど、力強い「円熟」さ

▲絆を取り戻していく、夫婦愛も見どころです。
画像引用:IMDb / Warner Bros.

クリント・イーストウッド監督の作品というのは、「静の映画」だとよく思うのです。
これは、ぼくが中学の時に初めて彼の作品を観た『許されざる者』以来、ずっと変わらない印象です。

本作も例外ではなく、静かで淡々と物語を紡いでいく。
かといって、画に力がないわけではない。なんか、すごい余裕のようなものを感じるんですよね。
これが「円熟」というやつなんでしょうかね。

ブラッドリー・クーパーが相変わらず男前

▲何をしてもオットコ前なのでうらやましいです。
画像引用:IMDb / Warner Bros.

奥さん注目のイケメン枠は、『アメリカン・スナイパー』でもイーストウッド作品に出演していたブラッドリー・クーパー。
間違ってもローレンス・フィッシュバーンではありません(個人的には好きな俳優ですが)。

出番こそ少ないけれど、イケメンはやはり存在感あって良いですねぇ!

あぁもう

カッコよすぎてたまらん!

日本のイケメンって言うと華奢な方が多いわけですが、こういう武骨なワイルド系こそがぼくはイケメンだと思うんですよねぇ!
まぁ女ウケと男ウケでは違うってことですかね。

さとる
ぼくはそっちの趣味はないですけどね

ちなみに、麻薬組織のボス役でアンディ・ガルシアが出ているんだけど、こちらもなかなかの存在感で渋いですわ。

悪かったところ

▲園芸をしているシーンでは、クリントと思えないほどに穏やかな顔です。
画像引用:IMDb / Warner Bros.

特にないです。

強いて言えば、お話が「単調」であることくらいでしょうか。

約2時間、「老人がヤクを運ぶだけ」と言えばそれまでで、ハデなアクションシーンがあるわけでもなく、静かな映画が苦手な方には不向きかもしれません。

しかし、クリント・イーストウッドの映画はこの「単調」さこそが美しいのです。

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『運び屋』の総評!

イーストウッドファンとはいえ、「麻薬の運ぶおじいちゃん」というネタだけで2時間もダレずにいけるんかいな?と正直思ってたんですけどね。

いやぁ面白かったです。

2時間があっという間に感じるほど、グイグイ引き込まれてしまいましたねw

精力的な活動を続けているイーストウッド監督ですが、かなりの高齢ということもあり、俳優としては最後の出演作になってしまうかもしれない本作。

気になってる方はぜひチェックしてみてください!

というわけで今回はこの辺でおしまい!それではまたー!!

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