
はいどーも!さとるです。
数年ほど前からネット上で見かけられる、「5月11日地震発生」の予言。
毎年その日が近づいて参りますと、オカルト界隈がにわかに活気づいてくるのであります。
場所は首都直下と東海・東南海がウワサされているんですが、地震以外にも富士山噴火だったり核戦争だったり、その予言の解釈は多岐にわたります。
今年(2020年)は新型コロナウイルスの感染拡大や、それに伴う非日常生活を通しての閉塞感も相まって、今まで点として存在してきたモノが(無理やり)線として結ばれていってる感が強いです。


今回の説に限らず、オカルトの世界では毎年のように「人類滅亡説」が登場しますし、そのほとんどが根拠もない無責任な書き込みによるものです。
なので、あくまでも「オカルト界隈の与太話」として、真に受けずにネタとして楽しんでもらえたらと思います。
Contents
確かに意味深な表紙だけれども・・・
元ネタになった「The World in 2015」とは?

世界のリーダーが一堂に描かれている中、安倍首相不在なのも憶測を呼びました。
この「5.11予言の元ネタ」を知るには、時計の針を2014年末にまで戻す必要があります。
イギリスの「エコノミスト」紙が年末に発行している「The World In 〇〇」は、毎回表紙のデザインが意味深で「予言なんじゃねーの?」とオカルト界隈では話題になっています。
ぼくが最初にこのネタを知ったのは画像にある2015年版からですが、確かに不気味で謎めいた印象を受けます。
「エコノミスト」紙を発行しているのはロンドンに本社を置く「エコノミスト・グループ」という会社ですが、主要株主として
ロスチャイルド家
が名を連ねており、この辺りも「イルミナティ」に関連した陰謀論と結びついてる要因なんじゃないかと思われます。


表紙に描かれた2つの数字

注目してもらいたいのは、表紙右下にある少女の足元に刺さる二本の矢。
矢羽根にはそれぞれ「11.5」「11.3」と書かれています。

この挿絵のアリスが後ろを向くと、表紙の雰囲気に近いかと。
画像引用:wikipedia

カチューシャと腰のリボンはありません。
画像引用:wikipedia
この少女の正体は、ルイス・キャロルによる『鏡の国のアリス』に登場する主人公アリスかと思われます。
同じキャロルによる著作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』では、主人公は同じアリスでありながら服のデザインが微妙に異なっていて、腰の辺りにあるリボンや頭のカチューシャは『不思議』アリスにはなく、『鏡』アリスにある特徴なので、表紙に描かれた少女は『鏡』アリスが元ネタなのでは?と推測できます。
そして、「鏡」といえば「映ったものの像を反転させる」ので、足元に刺さった二本の矢の数字をそれぞれ鏡に映すとすると、
「5.11」
「3.11」
という、2つの数字になるってワケです。
「3.11」が東日本大震災が起きた日のことを意味しているのだとすれば、「5.11」も同じく地震が起きるって予言なんじゃないか?と騒がれているのです。
「エコノミスト」は世界中で発行されているので日本に限る話ではないんですが、二本の矢ってとこが日本を示してそうですし、矢羽根が黄色いのも”Yellow”(黄色人種)を意味してるんじゃないかと勘繰ってしまいます。
また、「アリス」といえば”Follow the white rabbit”(白ウサギを追え)です。
オカルト界隈における「白ウサギ」の意味は・・・うん。
ちなみに、アリスの右前にある絵画はレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonard Da Vinci)の「ラ・ベル・フェロニエール(ミラノの貴婦人の肖像)」ですね。
なぜダ・ヴィンチなのかは分かりませんが、この辺りは某都市伝説テラーらが語る「D」と関係あったりするんでしょうかね。
「5.11」はあのカードにも

Amazonでも売ってるので、買ってみようかとも思ってます。
「5.11」地震説を裏付ける根拠は、陰謀論者の大好物「イルミナティカード」にもヒントがあるとされています。
「複合災害(Combined Disasters)」と題されたこのカードは、背景に東京・銀座にある和光の時計塔らしき建物、手前を逃げる5人のカラーがオリンピックカラー(黒・緑・黄・青・赤)になっていることから、「オリンピック開催年に東京で災害が起きる」と以前から陰謀論者たちの間で話題となっていました。

画像引用:wikipedia
カードの背景右上に描かれた倒壊する建物は、銀座にある和光の時計塔と酷似しています。
そして、この時計塔のある住所こそが
銀座4丁目5-11
なのです。
また、イラストの時計が指し示すのは「2時55分」。
長針は11を指し示し、短針は2と3の間にあることから2+3とすると「5.11」になる!!と考える陰謀論者もいるようです。
なんで足し算になるかの根拠は全くもって分かりませんが、よく考えるなぁと感心したりもしております。
「イルミナティカード」はイルミナティによる計画を示したものだと言われ、「エコノミスト」の株主であるロスチャイルド家はイルミナティだとウワサされることから、両者がリンクするってのがオカルト界隈の見解です。

で、地震は「いつ」起こるのか?

読売新聞 昭和59年(1984年)3月12日付より
オカルト界隈では、「3.11」に起きた東日本大震災も”人工的に起こされた地震”だと主張している方々がおられますが、この説は常識的には理解しがたいものなので「人工地震とかwwバカじゃねーのwww」と一笑に付す方も多いことでしょう。
しかし万一、彼らの主張が正しいと仮定するならば・・・「5.11」の地震は「起きる」のではなく「起こす」ことが出来ると考えられます。
従って、これは
「予言」ではなく「予告」である
と捉えることもできます。
では、一体「いつ」起こされるのか?
2015年以降、毎年話題になりながらもことごとく外れてきた「5.11」ですが、今年(2020年)は新型コロナウイルスによる「終末感」がヤベーことから危ないんじゃないかとウワサされております。
しかし、イルミナティカードの示す内容が「予告」なのだとしたら、東京オリンピックが2021年に延期された今「本当にヤバいのは2021年なんじゃないか?」とも思えますし、そもそも日付ではなく銀座和光の住所が示すように起きる場所を意味しているのかもしれません。


「5.11地震説」のまとめ!
今回の記事をまとめると、
- エコノミスト紙が発行する「The World in 2015」の表紙に意味深なデザイン
- 少女の足元に「11.5」「11.3」と書かれた二本の矢
- 少女は『鏡の国のアリス』の主人公アリスを思わせる
- 数字を「鏡」で反転させると「5.11」「3.11」となる
- 「3.11」が東日本大震災のことを意味しているなら「5.11」は・・・?
- イルミナティカードに描かれた銀座和光の時計塔らしきものの住所は銀座4丁目5-11
- オリンピックが延期された今、2021年5月11日が危ない・・・かも?
といった感じです。
所詮はオカルティストによる陰謀論ではありますが、「火のないところにはウンヌン」と申しますし、首都直下地震はかねてより発生が予測されている災害のひとつです。
陰謀論なんぞに振り回されず、日頃から備えるようにしておきたいですね!
