
はいどーも!さとるです。
今回は映画『宇宙人の解剖』のレビューとなります。
期待せずに見たせいか、
すげー面白かったwww

タイトル通り、1995年に世界中で話題となり、2006年に「捏造だ」とカミングアウトされた「宇宙人解剖フィルム」を作った人たちのお話。
「事実」を基に作られたコメディ映画です。
宇宙人さん、解剖されたことにされてしまう
作品情報
『宇宙人の解剖』
原題:”Alien Autopsy”
監督:ジョニー・キャンベル
出演:デクラン・ドネリー、アント・マクパートリン ほか
公開:2006年
上映時間:95分
オススメ度:★★★★☆
あらすじ
1995年、ロンドン。
VHSの違法ダビングでカネを稼いでいたレイ・サンティリは、ある日エルヴィス・プレスリーのグッズで儲けようと考え渡米し、その先で元従軍カメラマンを名乗る老人から「ロズウェル事件で回収した宇宙人の解剖フィルム」を見せられる。
この衝撃的なフィルムを「3万ドルで売る」という条件に飛びついたレイは、早速ヤバい系のお金持ちから資金援助を受けて買い取るが、持ち帰ってみるとなんとフィルムが腐食しており見ることが出来ず、修復さえも出来ないシロモノだった。
このままでは殺されてしまう・・・と危機に陥ったレイは、友人たちと共に「宇宙人解剖フィルム」をでっち上げることを思いつく。
さとる的解説

これから宇宙人の解剖を始めるシーン。
画像引用:IMDb / (C) 2007 Waner Bros. Entertainment Inc.
1947年、アメリカのニューメキシコ州ロズウェル近郊の牧場にて、謎の物体が墜落する事件が起こりました。
通称「ロズウェル事件」と呼ばれるこの事件は、当初「観測用の気球が落ちた」と説明されていたものの、70年代末頃から「実は宇宙人の乗るUFOだった」という話が出始め、現場には宇宙人の死体もあったという証言が出て来ました。
その証言によれば、UFOと宇宙人の死体は軍によって極秘裏に回収され、基地内で死体を解剖していたというのです。
この時、その様子をカメラに収めたものが「宇宙人解剖フィルム」と呼ばれるモノ。
このフィルムは複製され、そのうちの1本を元従軍カメラマンが50年近く所持していたと映画では説明されています。
レイ・サンティリが購入したことから、俗に「サンティリフィルム」と呼ばれるこのフィルムは、実際に1995年に世界中で公開され、翌96年には日本でも放映されました。
ぼくも当時TVで見ましたが、いやはやコレにはたまげたもんです。
ほんとに驚きましたし、当時からオカルト好きだったぼくは「人類は宇宙で孤独じゃなかったんだ!!」みたいな妙な感動も覚えましたね。
良かったところ

画僧引用:IMDb / (C) 2007 Waner Bros. Entertainment Inc.
世界で最も有名なUFO事件である「ロズウェル」ネタと、世間を騒がせた「宇宙人解剖フィルム」の真実を知ることが出来るという2つの点から、UFOフリークにとっては
観るべき1本
だと言っても過言ではありません。
約90分で見られるという手軽さと、テンポよく進むので一気に観られます。
世間的にはB級映画扱いのようなのであまり期待していなかったけれど、かなり上手く作られているなと感心しましたし、結構笑わせて頂きましたw
宇宙からやってきたゴム製のお友達のデキも非常に良く、本家の「サンティリフィルム」に登場する宇宙人とウリ二つなのには驚きました。
解剖シーンもオリジナル通りにきちんと演出されていて、「よく頑張ったなぁ!」とオカルトマニアを大いに興奮させてくれました。
また、主人公レイを演じたデクラン・ドネリーが、若かりし頃のマイケル・J・フォックスを彷彿とさせる風貌だったのも良かった。
また、今は亡き名優ハリー・ディーン・スタントンが、出番こそ少ないものの元従軍カメラマン役で出ていたのも嬉しかったですねぇ!
悪かったところ

画像引用:IMDb / (C) 2007 Waner Bros. Entertainment Inc.
(B級映画としては)本当に良く出来ているので、特に不満らしいところもないのだけれど、この映画における最大の欠点といえば
日本語吹替がないところ
に尽きます。
コメディ映画って、やっぱり画面→字幕→画面の流れだと笑うタイミングを逃すなぁと改めて感じました。
コメディにはやっぱり吹替が欲しい!


映画『宇宙人の解剖』の総評!
あなたがもし、UFOや宇宙人ネタが好きならば、
観て損はなし!
なのです。間違いない。
しかしながら、期待大で観るような映画でもないので、ポップコーンやビール片手に気楽に観ることをオススメします。
終わったと思っても、クレジットが流れ始めるまでは絶対に止めないでくださいね。
最後に「思わせぶりなシーン」があります。
あれを見ると、ひょっとしたら「ホンモノ」があったんじゃないのか?と思えてきます。

というわけで今回はこの辺でおしまい!それではまたー!!