
はいどーも!さとるです!
今回は「キャトルミューティレーション」です。
オカルト界隈の人以外だと馴染みがないであろうこの言葉は、牛を始めとする家畜が全身の血を抜き取られ、身体の一部を切除されるという無残な姿で死んでいる状態のことを言います。
UFO+宇宙人とセットで語られることが多いので、UFOマニアさんたちにはマストな事件なのであります。


この異常な事件の犯人は一体何者なのか?目的はなんなのか?
早速調べてみましょう!!
Contents
おまえの血を抜き取ってやろうかァ!?
「キャトルミューティレーション」(Cattle Mutilation)とは、1970年代ごろからアメリカで多発している家畜の切断事件です。
"Cattle"は「牛」、"Mutilation"は「切断」という意味なので、「牛の切断」と訳すと意味不明なカタカナよりは幾分わかりやすいでしょう。
切断される対象は、牛を始め馬、豚、羊などの家畜や、ネコや犬などのペットまで含まれています。


なんで牛さん切断されてしまうん?

切断面はモザイク処理しておきました。
画像引用:bluemountaineagle.com
「キャトルミューティレーション」事件は、1970年代ごろからアメリカとオーストラリアを中心に発生しており、FBIによる1979年の報告によればコロラド州だけで推定8000件の切断事件が起きたとされています。
2019年にも、オレゴン州(上記画像参照)にて5頭の牛が切断される事件が起きました。
家畜は血がすべて抜き取られた状態となっていて、目や耳、腸、性器などが切除されていました。
現場には足跡もなく、切断面はレーザーメスで切り取ったかのような鋭利さであることから、「宇宙人が地球の生物を調べているに違いない」とウワサされました。
また、「宇宙人犯人説」以外にも、吸血生物説、カルト教団による犯行説、政府や軍の極秘実験説などさまざまなウワサがあります。

考えられている説を検証してみよう
この事件の異常性として、
- 全身の血が抜き取られている
- 身体の一部が切除されている
この2つが挙げられるでしょう。
また、切断面はレーザーメスで切除したかのような跡になっており、これは外科用の機材を持ち込まなければ不可能なのではないか?と言われていました。
実際、過去のUFO特番(たぶん矢追純一)において、本物のレーザーメスで切り取ったものと事件のものを比べていたことがあり、本当にそっくりだったことを覚えています。
さらに、切除された部位に「焼け焦げがあった」という報告もあるので、何かしらの道具を利用していた可能性が高いと思われます。
しかし、レーザーメスは大型の機械であり、足跡も残されていない現場にどのようにして運んだのかが分かっていません。
では、犯人は一体何者なのでしょうか?いくつかの説を見てみましょう。
宇宙人説

ただし、緑色である。
まずは宇宙人による犯行説。
夜な夜なUFOで牧場にやってきて、地球の生物を調べる目的で行っているという説。
「UFO内に連れ去り、中で実験した後で死体のみ捨て去る」のならば、足跡もなく犯行を行えることになります。
事件の前後にUFOの目撃例が相次いだり、死体の周りから放射線を検知したという話もあることから、根強い人気のある説です。
しかし、宇宙からやって来られるだけの科学力を持った連中だというのに、何千もの家畜をさらって実験する必要があるのか?という疑問は残ります。
地球の生物を調べる目的だけならば、2~3頭くらいでなんとかなりそうなもんですが。

UMA説

画像引用:wikipedia
南米を中心に目撃報告のある未確認生物(UMA)、「チュパカブラ」による犯行だとする説。
チュパカブラは吸血生物なので、「血、吸うたろか?」と牛さんを襲うと言うのです。
しかし、チュパカブラが犯人だとすれば足跡が残るだろうし、切断面には歯形が残るであろうことからもこの説は弱いと思われます。
そもそも、牛1頭分の血液を飲み干せるのか?という話になりますよね。
目撃情報によれば、チュパカブラの身長は1~1.8mと大きくても成人男性と変わりません。
体重450kgの牛で全血液量は36Lある計算になるそうなので、とても飲みきれないでしょう。


カルト教団説

画像引用:wikipedia
次は、夜な夜な怪しげな儀式を行う「カルト教団」による犯行説。
彼らが行う儀式には大量の血が必要なイメージがありますし、牛さんの身体の一部を信仰する対象に捧げたりしそうですよね。動機は説明できます。
一応人間だし、レーザーメスもなんとか手に入れられそうな雰囲気はあります。
しかしながら、やはり足跡については説明が出来ません。
極秘実験説
次に、政府や軍による極秘実験説です。
レーザーメス的な最新兵器を持ってそうなイメージがありますが、そもそも彼らが牧場に忍び込む必要があるのか?という話であります。
自分たちで繁殖させたものを実験に使えば良いワケで、「極秘」のクセに民間のものをこっそり奪いに行くなんていうことはしないでしょう。しかも証拠が堂々と残っているわけですし・・・
そして、足跡に(略
事件の真相はこれか?
最も合理的と思われる説明が1つあります。
1980年に行われたFBIの調査によれば、「死体を放置しておくと勝手にそうなる」という結果が出てしまいました。
この検証によれば、家畜の死体を放置しておくと血は地面に吸収されていき、すべて抜き取られてしまったような状態になるそうです。
また、ハエやウジなどの虫によって身体を食べられると、レーザーメスで切除されたような跡となり、キャトルミューティレーションが「自然に起こることである」という結論に至りました。
足跡問題もクリアできるので、これが真相なのかな?と思えますね・・・

しかし、上記の検証では説明出来ない不可解な点がいくつかあるのも事実なので、まだ断定はできないと言ったところのようです。
そもそも、1970年代以前には起きてなかったんか?という話になるんですけどね。
自然に起きているのならば、牛を家畜として飼い始めて以降ずーっとある話でしょうし、なぜ近年になってからこんな話が出てきたんでしょうか??
キャトルミューティレーションのまとめ!
今回の記事をまとめると、
- 1970年代からキャトルミューティレーションという事件が多発する
- 牛をはじめとした家畜の血がすべて抜き取られ、身体の一部を切除される
- 現場に足跡は残されておらず、切断面はレーザーメスのような鋭利さ
- 犯人説は、宇宙人、未確認生物、カルト教団、政府や軍などなど。
- 一番合理的なのは「死体を放置すると勝手にそうなる」
といった感じです。
余談ですが、むかーし発売していた「チョコベーダ―」というお菓子のシークレットが「キャトルミューティレーション」だったような記憶があります。
UFOマニアにはたまらないお菓子だったんだけど、また再販してくれないですかね?
というわけで今回はこの辺でおしまい!それではまたー!!