
はいどーも!さとるです!!
今回は2018年の映画『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』。
イギリスにあるストップモーション・アニメの制作会社、アードマン・アニメーションズの作品。
原始的な生活を続ける主人公たちが、(少し文明が進んだ)青銅器を使う部族たちと故郷を懸けて戦うのだけれど、その勝負をサッカーで決めようというお話。
同社のアニメ『ウォレスとグルミット』シリーズや、そのスピンオフである『ひつじのショーン』を愛して止まないぼくですが、正直「うーん」と言った感想であります。

Contents
石器vs青銅器文明!サッカーで白黒つけようぜ!
作品情報
『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』
原題:"Early Man"
監督:ニック・パーク
声の出演:エディ・レッドメイン(梶裕貴)、メイジー・ウィリアムズ(沢城みゆき) ほか
公開:2018年
上映時間:89分
オススメ度:★★☆☆☆
あらすじ

画像引用:IMDb
原始的な営みを続ける部族の少年ダグと仲間たちは、ある日青銅器を使う都市国家の侵略を受け、故郷を追い出されてしまう。
どうにかして故郷を取り戻したいダグたちは、青銅器文明人たちが熱狂しているスポーツ「サッカー」で勝負をつけようと提案する。
さとる的レビュー
クレイアニメはやっぱりすごい!

画像引用:IMDb
『ウォレスとグルミット』の生みの親ニック・パーク監督作品ということもあり、クレイアニメのクオリティは流石の一言です。
相変わらず粘土(クレイ)なのかCGなのか区別がつかないくらいのデキ。
ぶっちゃけCGでもよくね?って思ってしまうところもあるんだけど、それではダメなんですね。
粘土をコネコネして動かして、少しずつ撮っていくスタイルこそがストップモーション・アニメの良さなんですから。
1週間頑張っても10秒程度しか進まない世界ですし、展開が早いシーンなんかはどうやって作ってるんだろうなぁって感心してしまいます。

クオリティは高いんだけど

画像引用:IMDb
しかし、クオリティが約束されているアードマン製アニメという期待値が高すぎるせいか、「原始人がサッカーする」って設定はちょっと意外性がないかなぁと思いました。
原始時代である必要も特に感じないですし、もう少しヒネリが欲しいところではあります。
そもそも、TVシリーズ「ひつじのショーン」でもサッカーやってるシーンがあるので、今更「クレイでサッカーに挑戦してみた!」ってわけでもないでしょうし。
ユーモアたっぷりではあるものの、お話の流れもよくあるパターンではありますw
それに、キャラクターが微妙です。
アードマンの看板シリーズ『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』が輝いているのは、やっぱり動物キャラがいい味出してるからなんだと思うのです。
本作『アーリーマン』では主人公ダグが飼ってるイノシシはすげーいいキャラしてるんだけど、他があまりにも弱いんですよね・・・まぁ一目でアードマン製であることは分かりますがw
音楽、あの人なんだ
本作『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』の音楽を担当したのは、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。
日本のゲーマーだと知ってる方も多いであろう、『メタルギア・ソリッド(MGS)』シリーズ(2以降)の音楽を担当された方なんですね。
ぼくはその昔iTunesストアで『MGS4』の楽曲買ったことあるので、名前だけは覚えていました・・・!
あと、有名どころだと『コール・オブ・デューティ4 モダン・ウォーフェア』でしょうか。
あのゲーム、マジでおもろかったよなぁ・・・


まとめ:お子様には安心してオススメできます
大人も楽しめるアードマン作品ではあるものの、本作『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』はそれまでの作品と比べるとパンチが弱いことは否めないかなぁと思います。
それでも小さいお子さんのいる家庭では十分に楽しめると思いますし、短い時間でサクッと観られるのも良いですね。
子どもが口開けて真剣に見てるのを横目に、大人はディテール部分を楽しむと吉です。
先述したように、「クレイアニメ」とは粘土をコネコネして形を作ったものを、ストップモーション(つまりコマ撮り)で撮影したものをパラパラ漫画のように再生したもののことを言います。
背景や小物は粘土でないものもあるけど、キャラクターはほとんどの部分が粘土で出来ていますし、少しずつ動かして撮影していくという途方もない作業をクリエイターたちが根気よく作ったんだなぁ・・・と感心して観ることをオススメします。


あ、吹替でみるのをオススメします!
それでは今回はこの辺でおしまい!
それではまたー!!