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映画『インターステラー』:必ず戻ると約束した、父と娘の物語。

はいどーも!さとるです!!
今回は2014年の映画『インターステラー』。

映画が好きって人ならば、誰しもがオールタイムベストな「心の1本」があるものだと思うけれど、この作品はぼくにとってまさにそれ。
ほんと好き。何度も何度も見返してる。

敬愛してやまないクリストファー・ノーラン監督作品というだけでなく、ぼくの大好きな宇宙モノ、さらには親子の物語という(ぼくにとって)ずるい設定満載の本作・・・観る度にぼくは涙腺を決壊させるのです!

ちなみに2020年9月に再上映され、念願のIMAX版を劇場で鑑賞出来たのだけれど、

思わず何度も泣いた。

内容全部知ってるのにね!大画面だとやっぱり違うのねッ!!

※1人で観に行ったので、気兼ねなく泣ける環境ではあったかもしれません・・・!

さとる
どうしてもIMAXで観たかったので感無量です
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宇宙規模で離ればなれになってしまった親子のお話!

作品情報

『インターステラー』

原題:"Interstellar"
監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ ほか
公開:2014年
上映時間:169分
オススメ度:★★★★★

あらすじ

▲アン・ハサウェイはショートよりもロングがいいなぁと思ってしまいます
画像引用:IMDb

異常気象により発生した砂嵐によって作物が育たなくなり、人類滅亡の危機に瀕していた近未来の地球。

かつてNASAのエンジニアで今は農夫として生活しているクーパーは、NASAが極秘で進めていた「人類が居住可能な惑星を探し出す」という困難なミッションに参加することになる。

いぬ
あらすじ短ッ
さとる
なんかまとめるの難しくて・・・
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さとる的レビュー

父と娘と重力

▲別れのシーンは何度観ても切ないです
画像引用:IMDb

この映画は、時間の流れに影響を与える「重力」が1つのテーマとなっています。
クリストファー・ノーランという監督は映画の中で異なる「時間」を複雑に交差させることがお好きな方で、本作においては重力の影響によって変化する「時間」が描かれています。

「重力の影響が強い場所では、時間の流れが遅くなる」と言うアレです。
つまり相対性理論のことですね。難しいですね。

本作『インターステラー』における物理現象の描写はアメリカの理論物理学者であり、重力理論の第一人者として著名なキップ・ソーン博士が科学考証を担当したことで正確なものとなっていますが、普段SFを観ない方だと少々難解な映画に思えるかもしれません。

しかし、コレを単なるハードSFにしなかったのがノーラン監督の良いところ。

難解な部分はあくまで土台でしかなく、物語の核になるのは「親子の絆」。
科学のことは分からずとも、異なる「重力」による時間の違いが親子にどう影響を与えたかを映像で説明することで、自然に理解できるように描かれています。
親が子を、子が親を想う「気持ち」は人類普遍のテーマですから、きっと誰もが共感できるはず。

また、環境破壊によって資源が枯渇する地球の姿は、我々にとって決して絵空事の世界ではない・・・という危機感を持たせてくれる作品でもあります。

さとる
このまま人類がエゴな存在でいるならば、映画のような世界になっちゃうよ・・・!?

豪華キャストが魅力だけど、やはりマシューですね

▲娘役を演じたマッケンジー・フォイ(左)とマシュー・マコノヒー
画像引用:IMDb

とにかく俳優陣が素晴らしいです。

よくよく考えれば、出演陣がアカデミー賞などの受賞者ばかり集まってるのがしゅごい・・・これがノーラン監督の力なのか、はたまたお金の力なのかは分かりませんが、きっと大人の事情なので深くは詮索しないでおきましょう。

まずは主演のマシュー・マコノヒー。
昔は爽やかイケメンのイメージで売ってた気がするのであまり好きな俳優ではなく、これまでほとんど出演作を見たことがなかったんですね。
ぼくが愛するノーラン監督&宇宙を題材にした新作に起用されたことを知った時は「マシューかぁ・・・」と残念に思っていたものです。

でも、実際に鑑賞してみたら

クーパー役はマシュー以外ありえない

と思ってしまいました。見事なまでの手のひらクルーです。
ビバ・キャスティングの人。

また、周りを固める出演陣もすごく良い。

ショートでも美しいアン・ハサウェイは知的でクールな学者さんに。

子役のマッケンジー・フォイちゃんはひたすら可愛い。
こんな子を置いて宇宙に行くとか、親父はさぞ苦悩したことでしょう。

ケイシー・アフレックやジェシカ・チャステインも素晴らしい。

宇宙船でずっと待ち続けた黒人さんも良き(ごめん名前知らない)。

そして、脇を締めるのはノーラン作品の常連マイケル・ケイン。
彼が劇中で何度も暗唱する、イギリスの詩人ディラン・トマスによる詩は印象的です。

あとTARSね。
ロボットだけど、彼抜きではこの映画が成立しないくらいにキャラが立ってます。
あの武骨さ、見た目からは予想できない動き、そしてブラックジョーク。たまらんですね。

さとる
一家に一台欲しいってきっと思うはず

この豪華なキャストが揃う中、個人的には・・・

▲アカデミー助演男優賞に2度もノミネートされる名優さんなのです
画像引用:IMDb

ジョン・リスゴーを推す!w

本作『インターステラー』が、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』のオマージュであることは有名なところですが、ジョン・リスゴーと言えばその続編にあたる『2010』(監督はピーター・ハイアムズ)に出演していた俳優さんなんですね。
初見で思わず吹きましたよ。そう来たかと。この方、『2010』では木星に行ってましたからね?w

出番こそ少なかったものの、きっちり存在感を示していたのはさすがの貫禄といったところでしょうか。

さとる
渋めの俳優好きなんすよ
いぬ
おっさん同士共鳴するものがあるのかワン

IMAXに酔いしれろ!

▲地球を去る宇宙船エンデュランス号
画像引用:IMDb

本作『インターステラー』は宇宙の美しさも見どころの一つです。

ほぼ全編IMAXで撮影されていることもあって、解像感がしゅごい。しゅごいんです。
「IMAXと言えばノーラン、ノーランと言えばIMAX」と言われるほど、ノーラン監督作品はIMAXによる撮影が行われています。

IMAX(あいまっくす)とは映画フィルムの規格のことで、従来のフィルムが35mmであることに対し、IMAX規格は70mmの大きさ(撮影面積は4倍)となるので、その分高解像度で撮影できるというスンポーなんです。
その分フィルム代もめちゃくちゃ高いようですが、潤沢な予算が下りる辺りはさすがノーラン監督といったところなのでしょうか。

なので、IMAXで撮影されたシーンの解像感を楽しむのも1つのポイントです。

ちなみに、上下に黒の帯が入ってるシーンは従来のフィルムで撮影された部分で、入っていないシーンはすべてIMAXで撮影されたものとなります。
IMAXはもとより、今どきフィルムで撮影することに拘っている監督も珍しいので、フィルムが持つ色味も楽しんで欲しいところです。

さとる
デジタル全盛の今でも、ぼくはフィルムが好きです
▲土星さん。CGみたいだけど実写なんです
画像引用:IMDb

余談ですが、主人公クーパーたちが最初に向かう目的地が土星なのも意味があります。

本作『インターステラー』が、キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』のオマージュであることは前述したとおりですが、『2001年』に登場する宇宙船ディスカバリー号の目的地は元々木星ではなく、実は土星だったのです。
しかし、当時(1968年)の撮影技術では土星の輪を上手く表現することが出来なかったため、目的地が木星に変更されたという経緯があります。

このことを受け、オマージュ作品である『インターステラー』では土星を目的地にしたんだとか。

さとる
ちなみに、アーサー・C・クラークによる原作小説では目的地は土星のままです

静かだけど、美しい音楽

本作『インターステラー』の音楽を担当したのは、ノーラン監督作品としては2007年の『ダークナイト』以来4作目のタッグとなるハンス・ジマー。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、派手でカッコいい音楽が多い印象のジマーですが、本作においてはピアノやパイプオルガンを用いた静かな楽曲が中心となっています。
これがまた美しいのなんの。シンプルなメロディの繰り返しなんだけど、なんかグッとくるんですよね。
宇宙空間における孤独や、離れた距離においても想う気持ちを表現したかのようで、聞いてるとなんだかセンチな気分になってきます。

紹介した動画はカバーになりますが、すごく良いのでぜひ聞いてみてください!

さとる
わし、聞いてるだけで泣けてくるもん

もう1つの主役、ブラックホール

▲美しいブラックホールさん
画像引用:IMDb

本作『インターステラー』のもう1つの主役といえば、「ブラックホール」。

ブラックホールは太陽よりもはるかに巨大な質量を持った恒星の最後の姿で、文字通り黒い穴のような形をしているとされています。
周辺の空間を歪ませ、一度中に入れば光でさえも出られなくなるほどの強力な重力を持つこの天体は、未だに多くの謎に包まれたままです。

本作の公開時にはまだその姿は観測されておらず、現代の最新理論に基づいて作成されたものが劇中に登場するブラックホールです。

▲2019年に初めて観測されたブラックホールの姿
画像引用:wikipedia

人類がブラックホールの姿を撮影することに成功したのは、映画公開の5年後の2019年のこと。
この大きなニュースは記憶にも新しいことでしょう。
本作『インターステラー』のものと似ていますよねぇ。

オレンジ色に光っている部分は降着円盤(こうちゃくえんばん)と呼ばれる部分です。
『インターステラー』のものには土星の輪のような部分がありますが、これはブラックホールを横から見るとこう見えるのだとか。

こういった科学的に正しいディテール部分を観るのも楽しいかと思います!

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まとめ:「人の想い」は時空を超えるか

SFの宿命とも言える部分ですが、「科学的に正しい」を優先するとどうしてもややこしいお話になってしまうので、あまり科学に興味のない方からすれば難解なジャンルに思われてしまいがちです。
そこに「親子の物語」という、誰もが共感できるテーマを上手く混ぜ合わせたのが本作『インターステラー』の魅力だと思っています。

しかし、科学では測り知れない「人の想い」の力によって物語を帰着させようとすると、ご都合主義と言われても仕方のない部分だったりもします。
神が奇跡を起こすような神秘的な力が実際にあったとしても、それを信じるだけの心を現代人は失ってしまっているのでしょう。
でも、「遠く離れていても、強い想いは届くのか?」と聞かれれば、ぼくは「きっと届くだろう」と答えるでしょう。それが人と人とが引き寄せ合う力です。
それはぼくがオカルト好きだからというのもあるけれど、ぼく自身も強い想いを持ってますし、そう信じたいのです。

想い続けること。
それこそが「愛」なのでしょう。

『インターステラー』は徹底的に科学に正しい部分と、今はまだ科学では説明できない人間の「想いの力」が見事に結合した映画だと思っています。
これが、ぼくがこの映画を愛して止まない理由ですね。
まだ未鑑賞の方はぜひ堪能して欲しいと思います。

それでは今回はこの辺でおしまい!

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