
はいどーも!
皆さんは「人工地震」って知ってますか?
文字通り「人工的に起こされた地震」のことなんですが、オカルト界隈ではかねてより”人為的に災害を起こし経済的損失を与える”ための「地震兵器」が存在するというウワサがあります。
なので、大きい地震が起きる→被害が出ると言うコンボが成立すると「地震兵器で日本が攻撃されたァー!!」と騒ぎ立てるオカルト脳が必ず出てくるのですが、ふつーの人ならば実際にそんなこと出来るんか?と思いますよね。
結論から言えば、「人工地震」は
技術的に可能
ということです。
wikipediaにも載ってるんだから間違いない。
オカルト界隈における「人工地震」は、イルミナティによる「人類削減計画」と結びついて論じられていることがほとんどですが、そもそもこんな労力をかけてまで起こす理由がよくわからない。
ヤツらがガチで人口削減を目論んでるなら、こそこそやってないで手っ取り早くやりゃいいわけで、こんなメンドくせぇやり方するなんてイルミナティはアホとしか言いようがありませんね。


と言うわけで、今回は「人工地震」について調べてみましたぞ!!
Contents
火のないところにはウンヌン・・・ですがね
そもそも「人工地震」ってなんやねん?

読売新聞 昭和59年(1984年)3月12日付
「人工地震」というのは、おおまかに言えば
- 土木工事の発破
- 地下核実験
- 地中探査
などを行う際に起きていることで、(兵器として利用するかどうかはともかくとして)地震を人為的に起こすことは実際に可能なのです。

画像引用:wikipedia
過去の例で言えば、アメリカ合衆国が1971年に行った地下核実験ではMw7.0の人工地震が起きたことが確認されています。
アリューシャン列島にあるアムチトカ島で行われたこの実験では、核出力5メガトンの「W71型」と呼ばれる核弾頭が使用されました。
これは広島型原爆(15キロトン)の数百倍の威力があり、地下核実験では最大規模の記録となりました。
ちなみに、この実験計画のことを「カニキン・プロジェクト」と呼んでいたそうです。


「3.11 東日本大震災」は人工地震だった?

画像引用:JAMSTEC
https://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/
陰謀論者たちが言う「地震兵器」の1つとして挙げられているのが、地球深部探査船「ちきゅう」です。
彼らによれば、「ちきゅう」が地球深部を掘削しているのは調査のためではなく、核爆弾をプレートにセット→起爆→地震を発生させるためなんだとか。
で、このやり方で引き起こされたのが
3.11 東日本大震災
だというのです。
んなバカな、と思うでしょう?オカルト脳のぼくでも思います。
この手の探査船が人工地震を起こし、地震波によって地中探査を行っているのは事実ですが、Mw9.0を起こすほどの爆弾を仕掛けてるなんてマジで考えてるんでしょうか?
大体、東日本大震災の震源地は宮城県沖の地下約24000mとされています。
一方、「ちきゅう」が掘削できる能力は海底下約7000mです。
世界最高峰の技術をもってしても足りません。圧倒的に足りません。
仮に掘削できたとしても、「ちきゅう」が装備する掘削用ドリルの直径はわずか140mmです。
東日本大震災で発生したMw9.0クラスのエネルギー量は2.0×1018Jだったそうで、これは広島型原爆31,792個分に相当します。
1961年に旧ソ連が開発した、人類史上最大の威力を持つ水爆「ツァーリ・ボンバ」(100メガトン級、広島型の約6600倍)を用いても5個ほど必要な計算になり、一体どうやって140mmの穴から通すのか皆目見当がつきません。
てか、そんな手間かけてまで人工地震起こしたいだなんて、イルミナティさんってよっぽどヒマなんですねぇ。
うらやましい。

この辺りのトンデモ論は、泉パウロ氏やリチャード・コシミズ氏
の著作を読んでみると良いかと思います。
両氏ともに、3.11直後あたりからオカルトサイトに出てきた方と記憶しています。
「地震兵器」は存在するのか??

画像引用:wikipedia
もう一つ「地震兵器」として有名なのが、アメリカで行われている「高周波活性オーロラ調査プログラム」、
通称:HAARP(ハープ)
です。
「HAARP」は「High Frequency Active Auroral Research Program」の略で、2つ目のFはどこ行ったんやとツッコミたくなりますがそこはグッと我慢です。
電離層(高度60km~500km)で発生するオーロラの研究を行うための施設のようですが、軍事機密ゆえに細かいことは分からないってところが陰謀論者たちの心をくすぐり、様々な憶測を呼んでいる謎の計画なのであります。
実際にHAARPを「地震兵器」だと考えている陰謀論者も多く、「電離層は電波を反射する」という性質を利用して強力な電波を照射・反射させ、ピンポイントで狙った場所に地震を発生させているとし、「東日本大震災もHAARPによる攻撃で引き起こされたものだ」と彼らは主張しています。
この根拠になっているのが、大震災が発生する前に観測される「電離層の異常」。
大規模な地殻変動が電離層に影響(発光現象など)を与えているのは事実ですが、HAARPによる電波照射との因果関係は不明です。
今回の記事を書くにあたって「2011年3月11日はHAARPが稼働していた」という話も見かけましたが、ソースが見当たらなかったのでここでは割愛しておきます。
地震兵器かどうかはともかく、HAARPが軍事用として十分に利用できる可能性があるのは明らかなようです。
気になる方はWIRED.jpに詳しい記事があるので、そちらを参照してみてください。
オカルト的にワクワクすること
とはいうものの、陰謀論だったり地震兵器が用いられたとウワサされる事例には奇妙な偶然もあり、
- 1995年1月17日5:46 阪神淡路大震災
- 2001年9月11日8:46 アメリカ同時多発テロ
- 2011年3月11日14:46 東日本大震災
- 2014年4月1日18:46 チリ沖地震
頻出する「11」と「46」。
仲には年月日を足すと「18」になるってパターンもありますね。

んで、2015年頃から怪しいとウワサされているのが
5.11
なんですね。また11ですよ奥さん。
ネット上では「3.11」と「9.11」があったんだから、次は「6.11」なんじゃないか?という意見もありましたが、確かに「3・6・9」は某マッドサイエンティストが好んだ数字であり、同氏によれば宇宙の謎を解明するカギになると言われていますね。
「5.11があぶねー説」については、こちらの記事をどうぞ ↓
人工地震説についてのまとめ!
今回の記事をまとめてみると、
- オカルト界隈では、人工地震を起こす「地震兵器」があるというウワサされている
- 人工地震自体は土木工事の発破でも起きてしまうほどで、別に珍しいものではない
- 地球深部探査船「ちきゅう」が怪しいらしい
- 「ちきゅう」が掘削するところ地震あり・・・というウワサ
- 3.11で発生したMw9.0クラスの地震を起こすエネルギー量は超ヤベェ
- オーロラを調査するための施設「HAARP」も怪しい
- 3.11の時もHAARPは稼働しており、地震発生前には電離層に変化が起きていた
といった感じです。
「人工地震」は人為的に起こせるものですが、穴掘ったり爆弾運んだりするコストを考えると、とても兵器として運用出来るモノではないんじゃないですかね。
とはいえ、2018年には軍の秘密基地の所在を暴いてしまった某アプリを使って「宮城県沖(震源地)を人が移動している形跡がある」ことや、震源地がGoogleマップで黒塗りされていたりと、何かしら怪しい動きがあったのも事実です。
調べれば調べるほど沼にハマっていく感覚なので、今回はこの辺でおしまいです!それではまたー!
