
はいどーも!さとるです。
皆さんは「ぬっぺふほふ」と言う妖怪をご存じでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪ウォッチ」にも登場することから、わりと人気のある妖怪のようなのですが、
こいつ、なんか可愛いんです。
フツーならばビビッてしまう「妖怪」の類なんだけど、可愛いは正義って言うじゃないですか。
彼が人間に対し友好的であるならば、きっと仲良くなれると思うんですよね。
それに、映画『ゴースト・バスターズ』に出てくるマシュマロマン的な雰囲気もあるので、結構人気が出るんじゃないかと思うんですけどね。どうなんですかね。

というわけで、今回は妖怪「ぬっぺふほふ」について調べてみます!!
彼が「肉の塊」と形容されることに親近感を覚える
「ぬっぺふほふ」とはどんな妖怪か

画像引用:wikipedia
「ぬっぺふほふ」もしくは「ぬっぺっぽう」と呼ばれるその妖怪は、古くは江戸時代に書かれた書物(1737年の『百怪図巻』など)に登場します。
その容姿は、「顔と身体の区別がない」ブヨブヨの肉の塊的なヤツだと言われています。
また、「目や耳がない」という特徴があるとする書物( 1781年の『新吾左出放題盲牛』)もあり、名前と併せて「のっぺらぼう」の仲間なのでは?とされています。

昭和以降の文献では「死肉から化け出た妖怪」であるとされ、ヤツが通ると腐った肉のニオイがすることから、
めっちゃ臭い💩
という設定が追加された模様です。
不憫ですね。かわいそうですね。
ちなみに、ヤツが潜んでいる場所は「廃寺(廃棄された仏教寺院)」であるとされました。
これは1776年に刊行された妖怪画集『画図百鬼夜行』に描かれた背景からの連想にすぎないとされていますが、「妖怪 from 死肉」という設定から見ても、寺に隣接する墓地に埋葬された死体が・・・と考えると、土葬の文化と何かしら関係があるようにも思えます。

あの家康も見たってマジ?

確かに背景は廃寺のように見えます。
画像引用:wikipedia
1811年に書かれた「一宵話(ひとよはなし)」によれば、かの徳川家康も「ぬっぺふほふ」と思われる妖怪を目撃したんだとか。
このエピソードが収められているのは同書の二巻(巻之二)で、「肉人」というタイトルが付けられています。
それによると、徳川家康が駿府城(静岡県静岡市葵区)にいた1609年のとある日の朝、小さな子どものような形をした肉塊が庭に立っていたそうです。
どうしていいか分からず困っていた家臣たちは、家康の指示通り追い出すことにしました。
その話を聞いた薬学者は「そいつを捕まえて食べれば、多力になり武勇も大いに増す仙薬になったのになぁ!」と残念がったとされています。
しかし、家康は「そんなモンに頼るのは卑怯者のやることだぜ!」と言ったとかなんとか。
さすがは天下を取った男。格が違います。


妖怪「ぬっぺふほふ」のまとめ!
今回の記事をまとめてみると、
- 「ぬっぺふほふ」という妖怪がいる
- 顔と身体の区別がつかない肉の塊のような容姿
- 目や口がないとも言われるので、「のっぺらぼう」の一種かも
- 死肉から化け出た妖怪とされる
- 臭い
- 廃寺に潜む
- 徳川家康も見たらしい
- 食べればすげぇ力を得られるんだとか。オラわくわくすっぞ!!


もし見かけた方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!!
というわけで今回はこの辺でおしまい!それではまたー!!