
はいどーも!さとるです。
皆さんは「この世界って、実はヴァーチャルなんだよね」って言われたらどう思います?
いやいやいや。自分たちはこの世界で生きてる実感があるし、見たり触れたりもできるわけで、多くの方は「何言ってんのwさとるバカすぎワロタwww」って思うことでしょう。
でもね、
「シミュレーション仮説」
として、そんなバカげた話を大マジメに研究している科学者たちがいるんですよ。
びっくりですよね。
というわけで、今回は「シミュレーション仮説」についてご紹介します!!
Contents
我々は虚構の世界を生きているのか?

「この世界はすべて数式で表すことが出来る」と言われるように、この世界は「宇宙の法則」によって支配されています。
この法則こそが、プログラムである可能性があるわけです。


「シミュレーション仮説」とはなんぞや?
この世界が「シミュレーテッド・リアリティ(現実性を持ったシミュレート)である」という考え方で、オックスフォード大学で教鞭を取る、哲学者ニック・ボストロム氏が提唱している説です。
某都市伝説テラーが以前紹介したこともあるので、見たことある人も多いはず。
この説はつまるところ、「人類よりもずっと知能も技術も進んだ存在がいて、そいつらが作ったコンピュータ内でシミュレートされてるのがこの世界なのではないか?」ってことなんです。怖いですね。
世界の内側からでは検証することが難しい以上、この説を否定することは不可能であるとされています。


映画「マトリックス」はまさにコレ

バレットタイムを始め、映画史に残る革命的な作品。キアヌの弾丸避けシーンを真似したのはぼくだけじゃあるまい。
画像引用:IMDb
1999年に公開された映画『マトリックス』の世界観は、このシミュレーション仮説の考え方そのもの。
人類が「現実」だと思っていた世界は、実はコンピュータによって作り出された仮想現実(=マトリックス)の中であり、本当の人類は機械と繋がれ、その動力源として培養されていた・・・というお話。怖いですね。
主要な登場人物の1人、モーフィアスのセリフがとても興味深いです。
現実とは何だ?
映画『マトリックス』より
どう現実を定義するのだ?
君が触覚で感じ、においを感じ、味わい、見る。
現実とは君の脳内で解釈された電気信号に過ぎない
「人間の脳はダマせる」という話を聞いたことがある方もいるでしょうが、このセリフはまさにそれを示しています。
映画同様、本当の我々(の脳)はどこかの機械につながっていて、さまざまな電気信号を与えられて知覚しているだけにすぎないのかもしれない。
五感を通して認識するこの世界が、「現実である」という証拠たりえるものではない、というわけです。
興味がある方は、ぜひ映画もご覧くださいね!
人類はオンラインゲームの住人?

一つの世界を多人数で共有し、一緒に遊ぶことが出来るオンラインゲームです。
Copyright (C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
オンラインゲームには「MMORPG」というジャンルがあります。
大勢の人が一つの世界を共有し、そこで一緒に冒険したり、お話したり、生活しているかのような疑似体験を楽しむゲームのことです。
我々プレイヤーは「外(現実)」から「内(ゲーム)」に接続していることを認識していますが、もしゲーム内のキャラクターそれぞれが(プレイヤーとは違う)意志を持っていて、プレイヤーに操作されているにも関わらず「自らの意思によって行動している」と思い込んでいたらどうでしょう?
プログラムされた存在にも関わらず、です。
シミュレーション仮説的に言えば、作られた世界の「内」にいるキャラクターは、世界の「外」を「認識できていない状態」であるということ。
ゲーム内のキャラクターたちはその世界を「現実である」と捉えているので、まさか自分たちがどこかのサーバー内にいるゲームキャラにすぎないなどとは疑いもしないでしょう。
ぼくら人類も、ひょっとしたら上位の知的生命体がプレイしているゲーム内の住人なのかもしれません。


「システムを理解している人」が内側にいるかも?

中央にいるのがぼくが操作するキャラ、その他の3人はNPCです。
Copyright (C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
MMORPGの世界には、実際のプレイヤーが操作しているキャラクターのほかにも、プログラム側が用意した中身のいないキャラクター(NPC=Non Player Character)たちが存在します。
彼らNPCは単に世界の装飾目的であったり、プレイヤーを導いたり、共に戦ったり、アイテムを売買するために用意されているのです。
我々のこの世界にも、ひょっとしたら「管理者が用意した人間」が混ざっているかもしれません。
道行く人々を「意志のある人間だ」と証明することは不可能です。
あなたが発した言葉や行動に対し、あらかじめ設計された通りの条件反射を行う「プログラム上の存在」に過ぎないのかもしれないのです。
しかし、その中にも「外の存在」が操作する人間がいるかもしれません。
その人たちを見つけたならば、この世界の仕組みを聞き出すことも出来るかもしれませんね!

「世界の真実」がどこかにあるかも
この世界が「シミュレーテッド・リアリティ」である可能性を内側から検証する方法があるとすれば、それは「バグを見つけること」です。
現実において、常識では考えにくい「奇跡」がいくつも起きていますが、それは「規則正しく動作する、プログラム上で突発的に発生しているバグ」なのかもしれません。

もしくは、「プログラマが用意したイースターエッグ」を探し出すことです。
コンピュータにおけるイースターエッグとは、本来の意味や目的とは別に、プログラマがお遊びで入れた「隠し要素」のことを意味します。
実際、この「隠し要素」を探し出すため、円周率やネイピア数の中にそういったヒントがあるんじゃねーか、と研究している人たちもいるのです。
もし「バグ」や「隠し要素」が見つかったならば、この世界が「仮想現実である」と証明することが出来るかもしれません。


まとめ
今回の記事をまとめると、
- この世界は「仮想現実」である可能性がある
- それを「シミュレーション仮説」と呼ぶ
- シミュレート内から検証することは難しい
- バグや隠し要素が見つかれば証明することは可能
といった感じです。
怖いですね。仮想現実なんでしょうかね。
ま、そうだったとしてもぼくらの現実が変わるワケでもないし、あまり気にせずに毎日を楽しく生きましょう!!
今回はこのへんでおしまい!それではまたーー!!